こんにちは。
最近、日本に戻るたびに、日本の治安は悪化しているのかな思うことがあります。
数日前に起こった、川崎市登戸でスクールバスを待っていた多くの小学生が、数秒のうちに次々とナイフで刺された事件はショックでした。
とても残念です。
他の国々と比べると、日本は、治安の良い国で小学生が大人の付き添いなしで、登下校できる安全な国だと言われています。
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たまに、小学生低学年の制服姿の生徒が一人で電車に乗ったり、通学路を歩いているのを見て、日本は、本当に平和な国だなといつも思っています。
実際に、ニューヨークでは、子供の安全を確保するために、保護者が必ず小学生の登下校に付き添わなくていけません。
昨年12月に発表された世界平和度指数によると、日本は、全世界で治安の良い国第9番目と、トップレベルを長年維持しています。
(世界平和度指数は、内戦の数や他の市民に対する不信感の程度など、その国に滞在する場合において、どれだけの不安な要素があるのかを数値化したもの。)
ただ、近年、親子間の近親犯罪もよく目にするようになり、残念ながら精神を失った国と評されることもあるようです。
悲しいですが、納得できる気がします。
親は常に子供の安全を願っています。
学校側も児童の安全を第一に学校内の警備を備えています。
なのに、今回のような悲惨な無差別殺傷事件が起こってしまいました。
外傷は治るかもしれませんが、あの場にいた子供たちの受けた心の傷は想像もできないほど深いものだと思います。
小学校に入り、これから色々なことを吸収していく育ちざかりの子供たちになぜあんな残酷なことができるのでしょう。
また、最愛の娘を一瞬にして奪わられたご両親はどんなに辛いお気持ちでしょう。
犯罪心理学者によると、高い計画性に基づいて犯行が行われたと推測されるというではないですか。
しかも、犯人の男性は、最初から自殺するつもりだったようです。
無責任な大人が、自分の自殺に何の関係もない幼い子供を道連れにしたなんて、許せません。
加害者は、幼い時に両親が離婚し、自分の気持ちや悩みを話せる親、親戚、学校の先生がいない環境で育ったようです。
そのために、子供の頃に傷ついた感情を持ったまま大人になり、疎外感、孤独感、劣等感を常に抱いていたのかもしれませんね。
なのなのなさんによるイラストACからのイラスト
幼い子供を傷つけることで、親、親戚、社会への不満をアピールしようとしたのかもしれません。
本当に恐ろしいことです。
このような事件が今後起こらないように、地域が一体となって、子供が安心して生活できる環境を作る必要があります。
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また、子供が悩みや不安を気軽に相談できる環境を学校やコミュニティーに設けることで、今回のような加害者が育たない社会を作っていきたいですね。