こんにちは。
ニューヨークもようやく春になり、桜も開花し始めました。
暖かくなるとニューヨーク市のあちこちで、ニューヨーク近郊で栽培されたローカルの野菜や果物、またその他の食材を売るグリーン・マーケットが見られます。
ニューヨークの在住者だけでなく、多くの観光旅行者も見物に訪れます。
私が、たまに行くのが、ユニオン・スクエアーにある一番有名なグリーン・マーケットです。
今回は、簡単にそのグリーン・マーケットをご紹介します。
ユニオン・スクエアーのグリーン・マーケットって?
ユニオン・スクエアーのグリーン・マーケットは、1976年に、2つのミッションを達成するために始められたそうです。
- ニューヨーク市内近郊の家族経営の小規模農家の人達が、消費者に直接販売をすることで、ローカルの農家の野菜や果物、その他の食材を紹介するため。
- ニューヨーク市在住者が、ニューヨーク市近郊栽培されたフレッシュで、オーガニックな野菜を購入できるようにするため。
ユニオン・スクエアのグリーン・マーケットは、1967年に、数名の農家の人達の販売で始まりました。
とても人気があり、農家の参加人数は毎年増えていき、多いときには、140箇所の農家、漁業者、パン屋さん(ローカルの農家で作られたパン粉を使用)が、一度にユニオン・スクエアの広場にブースを構え、ニューヨーカー達に、新鮮な食べ物を販売したこともあるそうです。
暖かくなってくると、多いときには6万人の人達が、グリーン・マーケットに新鮮な食材を買いに来るそうです。混雑しているときには、フェスティバルにでも来ているのかと勘違いするほど、人ごみで歩きづらいときもあります。
野菜は、無農薬なので、スーパーに並んでいる野菜に比べると、見かけは良くなかったりする場合もありますので、ご注意を。私は、無農薬で、美味しく食べれれば気になりませんが。
牛乳も、スーパーで売られている一般の牛乳よりも濃厚で、美味しいですよ。アメリカではあまり見かけないコーヒー牛乳もありますよ。美味しいです。
最近では、小学校から高校までの学生さんが季節の野菜や果物を勉強にきたりする姿もみられます。たまに、学生さんが、地面に座って果物や野菜を画用紙に描いている姿も目にします。
有名なシェフが簡単な調理の仕方を教えてくれるときもあります。もちろん、試食もできます。4月から11月までは、毎週水曜日と月の最初の土曜日の午前11時から午後1時まで、インフォメーション・マーケットのテントで行われるそうです。
ご興味のある方は、「Green Education Station」に寄ると、どのような教育プログラムがあるか、特別な催し物やグリーン・マーケットのツアーについて、いつ料理のデモンストレーションが予定されているかなどを教えてくれます。
ぶらぶらと歩いているだけでも楽しいですよ。
グリーン・マーケットでの販売する農家はどこからくるの?
ニューヨーク市近郊ということで、ニューヨーク州、ニュージャージ州、ペンシルバニア州、コネチカット州、ニューイングランド地方で、家族経営をしている農家や漁業者が、長距離の運搬の必要がなく、また仲介人をいれずに、直接、ニューヨーカーに野菜、果物、魚、肉、ミルク等を直接販売します。
実際に、野菜や果物を生産する農家の人達と直接お話ができるのは楽しいですよ。自分のほしい品物が売り切れていたりするときには、直接注文できる場合もあります。
販売者は、トラックで、品物を運んでくるので、グリーン・マーケットが開催されている間は、ユニオン・スクエアの広場の周りには、多くの小型・中型トラックが止まっているのに気付くと思います。
先日、Wheatgrassのブースはどこにあるかと聞くと、「あそこの黄色いトラックの手前にある」と教えてくれました。
グリーン•マーケットでは、どんな食材が売られているの?
採りたてのオーガニックの果物や野菜、品質のよい肉、賞をとった農家のチーズ、ローカルのパン粉を使用した手作りのパン、クッキー、ペイストリー、ジャム、ピクルス、ワイン、アップル・サイダー、蜂蜜、メープル・シロップ、ミルク、捕りたての魚介類等、幅広い食材や食べ物を見つけることができます。あと、色々な種類のお花、植物、植木鉢も売られています。
気になるお値段ですが、品物によってスーパーよりも高いものもあれば、安いものもあります。
スーパーの食材よりも新鮮なのは確かです。採れたですから。
天気の良い日には、歩いて、各ブースを見て回るだけでも楽しいですよ。
まとめ
ニューヨーク市近郊に、グリーン・マーケットに参加している家族経営の農家や漁業者が多いのに驚いています。
ニューヨーク市全体のグリーン・マーケットに参加しているの農家や漁業者の数は、220を越えるそうです。
でも、都会のど真ん中で、直接新鮮な野菜やその他の食材が購入できるなんて、消費者にとっては本当に嬉しいですね。